kondouraな時間salvage

鉄道模型を中心とした趣味の記録です

いろいろなモジュールを作って・・その6

12mmモジュールでもう一つ特徴なのが、正面設定の自由。
KMCでは奥側に線路を通す規格となってます。これを手前でも奥でも自由に選択できるようにしました。
接続部分はS字モジュールを挟むことで解決すると目論んだのです。
木曽のようにほとんど山が背景の場合は見栄えも心配ないのですが
、軽便や田舎電車など、
平野に走ることが多い場合は奥側に大きな建物などを背景とすることが出来ます。

じつはこのモジュールを思いつくきっかけになったのがKMCで参加しました
王滝村林鉄祭2005でした。




この祭、呼び物モジュールとして滝越停車場をつくることに!地元の方々はじめ、当時写真を撮られてたファンにも
人気のスポットです。
そこに続く下黒沢鉄橋はすでにシェフさんの手によって見事に再現されてました。
NHK新日本紀行オープニング映像で、雪の中を走ってきます長い運材列車がとても印象深い場所です。

で、当日の接続イメージを考えてまして”ハッ!?”としたのが列車の走る方向です・・。

王滝本線は大鹿操車場を過ぎますと川の反対側に渡ります。モジュールで再現しますと谷側から見る情景を
作るのが自然です。
そうしますと、今まで積車運材が川上から走ってきてたのに、大鹿より上のモジュールでは川下から走ってきてしまいます。
丸太を山に運び込んでいる列車????




そこで、この滝越停車場と下黒沢鉄橋の配置を逆さに配置する方法としてS字モジュールを挟むことにしました。
滝越停車場を見る方向は後ろからになってしまいますが、地元の人の手前逆さでは「あ、こりゃ違うわ」と
指摘がきっとあるかと・・。
もちろん、反転しない配置も出来ますので、通常運転会などでは見栄えのする接続配置にて!



そのような訳で田舎電車での製作前にKMCで作り始めました。
進めてみますと、これがけっこうお気に入りな線路情景となりました。
S字をクネッて走る編成が画一した線形の単調さを消し去ってくれます。



このシェフさんの下黒沢鉄橋!を走る運材列車は
いつ見ましてもカッコいい!です。